2012年5月4日金曜日

残りの一人、及びあと数人



ウスペンスキー大聖堂・ゲオルギエフスカヤ教会・ドミトリエフスキー聖堂を訪ね、丘の上からクリャジマ川とロシアの平原を眺め、子ども博物館をちょっとだけ覘いて、プーシキン公園に戻ってきました。


さらに聖堂広場に戻ってきました。
赤いのはトロイツカヤ教会だ。



この広場の建都850年記念モニュメント(前述)は、公と石工と↓


そして、あともう一人でしたね。これがその人、トラクター運転手です。



ウラジーミルは古都ですが、観光都市であるだけでなく、工業都市としての一面もあり、火力発電所あり、トラクター工場あり(この工場のサッカークラブだったのがトルペド・ウラジーミル(現在一部リーグ)です)、外観はレトロな感じの化学工場↓もあるのです。

さて、ウラジーミルとはそろそろお別れです。

さよなら、ウラジーミルさん(たぶん)。




さよなら、フルンゼさん(はフルンゼ広場にいらっしゃいます)。



ウラジーミルの標識です。
さよなら、ウラジーミル。


БЫЛА ВОЙНА(戦争があった)

ドミトリエフスキー聖堂の先にも眺望の良いところがあります。

ウラジーミル駅や

ロジェストヴェンスキー男子修道院Рождественский монастырьが見えます。



さて、では来た道を戻りがてら、旧役所を観てみましょう。

このあたりは「大祖国戦争」の時には戦地に近く、この建物は野戦病院として使われていたとのことです。


今では子ども博物館になっています。


割と不気味



ここは、化粧室を使わせていただき、ミュージアムショップを覘いただけで、博物館自体を見学したわけではないのですが、何だか奇妙ですね。
ロシアの子どもはこういうのを楽しむのでしょうか。

この廊下の先が化粧室です。

戦争で破壊された建物を再建したという写真が説明書きとともに展示されていました。
(この他に、この博物館が児童文化に貢献したという賞状や、プーチンさんやメドヴェージェフさんが来館した写真やサインなどなどが展示してありました。)

ミュージアムショップでは絵はがきを買いました。
昨年買ったウラジーミルの絵はがきはソ連製でしたが、こちらではロシア製のものを販売していました。

まるでタペストリー

ウスペンスキー大聖堂から、旧役所の建物(後述)に沿って奥に向かうと、


ドミトリエフスキー聖堂があります。
ドミトリエフスキー聖堂は、フセヴォロド大巣公の私的な礼拝堂として建てられたもので、大巣公の守護聖人であるドミトリー・ソルンスキー(テッサロニキのデメトリオス)に捧げられている教会です。

屋根の上には“ゆりかご”付きの立派な十字架がありますが、



さらに目を引くのは壁面いっぱいに、まるでタペストリーのように覆われた多様なレリーフです。
聖人像もあるようですが、主に異界の動物たちが描かれています。


竪琴を持っている中央の人物はダヴィデ



見れば見るほど不思議な心持ちになります。
キリスト教受容以前の土着の宗教との二重信仰が表れているようにも思えます。