2012年5月4日金曜日

まるでタペストリー

ウスペンスキー大聖堂から、旧役所の建物(後述)に沿って奥に向かうと、


ドミトリエフスキー聖堂があります。
ドミトリエフスキー聖堂は、フセヴォロド大巣公の私的な礼拝堂として建てられたもので、大巣公の守護聖人であるドミトリー・ソルンスキー(テッサロニキのデメトリオス)に捧げられている教会です。

屋根の上には“ゆりかご”付きの立派な十字架がありますが、



さらに目を引くのは壁面いっぱいに、まるでタペストリーのように覆われた多様なレリーフです。
聖人像もあるようですが、主に異界の動物たちが描かれています。


竪琴を持っている中央の人物はダヴィデ



見れば見るほど不思議な心持ちになります。
キリスト教受容以前の土着の宗教との二重信仰が表れているようにも思えます。




0 件のコメント:

コメントを投稿