Храм Христа Спасителя 救世主キリスト大聖堂。
アレクサンドル一世がナポレオンとの戦争(祖国戦争)勝利を感謝するために建設を決定、その子ニコライ一世時代に着工・完成(1883年)。
当時、モスクワクレムリンのイワン大帝の鐘楼を抜いて、モスクワで最も高い建築物となりました。
スターリン時代。
「ソヴィエト宮殿」を建設すべく、聖堂は爆破され破壊されてしまいます。
アレクサンドル・メドヴェトキンの映画「幸福」に出てくるあの教会堂。
(但し、逆回しなので、“瓦礫から教会堂ができあがってしまう”という、何ともアイロニーなシーンだ。)
その跡地には地下水が噴き出し(キリストの涙と噂された)、結局ソヴィエト宮殿は建設できず、大きな温水プールが作られ、湯気が上がっていました。
プールは、それはそれで市民に親しまれていたようです。
エリツィン時代に、信者の寄付で、元の大聖堂をそのまま再現する形で、この聖堂は再建されました。
主は甦りたまえり。
げに主は甦りたまえり。
という、大聖堂を雨の中撮ってきました。
通りの向かいには、プーシキン美術館19-20世紀欧米美術ギャラリー。
この春、横浜美術館でプーシキン美術館展(フランス絵画中心)が行われる予定だったのですが、震災のために、日本に美術品を送り出すことを美術館側が難色を示し、2013年に延期になってしまいました。
数年前に都美術館に来たアンリ・マチスの「金魚」は、こちらに見えます。
美術館での夜会(パーティー)
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